ヘアケアって何からはじめたらいいの?

つややかで輝くような美髪は、おしゃれを格上げしてくれる重要なポイントです。綺麗な髪に憧れている人は、毎日のヘアケアを見直してみましょう。自分の髪の状態を知って適切なヘアケアをすることで、美髪に近づきますよ!

まずは自分の髪の状態を知ろう

髪のダメージが気になる人は、髪表面にある「キューティクル」の状態から見ていきましょう。キューティクルとは、髪の表面にある魚のウロコのような形状をした組織で、髪の内部組織を守る働きをしています。このウロコのような形で髪の水分を保持しているため、キューティクルが整っているとうるおいに満ちたツヤ髪をキープできます。

しかし、キューティクルは非常に薄く、摩擦や熱に弱い部分です。ブラシで無理にとかしたり、濡れた状態で髪をこすると、キューティクルが剥がれてうるおいやツヤが失われてしまいます。

さらに長時間のドライヤーも、キューティクルはダメージを受けてしまいます。キューティクルが剥がれると髪のうるおいが保てなくなるだけでなく、髪内部のタンパク質が流出してしまい、さらに髪のダメージが進行します。「髪が乾燥する」「髪のツヤがない」「ケアしてもダメージが進んでしまう」という人は、キューティクルが剥がれている可能性が高いでしょう。

 

髪質も要チェック!

キューティクルのダメージと合わせて、髪質のチェックも重要です。髪質には、次の4つがあります。

・くせ毛
・直毛
・猫っ毛
・剛毛

髪質は、くせ毛×剛毛、猫っ毛×直毛など、かけ合わせになっていることもあります。それぞれの特徴を理解して、自分の髪質がどれに当てはまるか確認しましょう。

 

くせ毛

濡れた状態の髪を自然乾燥させるとうねりやハネが生じる場合は、くせ毛といえるでしょう。
くせ毛には遺伝による生まれつきのタイプと、生活習慣など後天的な理由によるタイプの2種類があります。

 

直毛

生まれつきサラサラで、まっすぐなストレートヘアの人は直毛の髪質です。キューティクルが整いやすく、ツヤのある髪ですが、サラサラすぎてアレンジができないといったお悩みも……。
また毛量が少ない直毛さんの場合、トップがペタッとして寂しい印象になってしまうこともあります。

 

猫っ毛

髪1本1本が細く柔らかい髪質を猫っ毛といいます。やさしい手触りの髪ですが、その反面、髪のハリツヤが弱く、ボリューム感が出にくいという特徴もあります。ふんわりとしたまとめ髪やアップスタイルがうまくできず、地肌が見えやすかったり、髪が絡まりやすかったりする人もいます。

 

剛毛

髪1本1本が太く硬いタイプは剛毛と呼ばれる髪質です。髪のハリコシが強いため、ボリューム感のあるヘアスタイルが似合います。しかし剛毛さんはスタイルにボリュームが出すぎてしまい、まとまりにくいと感じる場合もあります。

 

美髪でいるためには、どんなヘアケアが必要?

いざヘアケアを行おうとしても、まず何から行えばいいか迷う人も多いのではないでしょうか。基本的な手順はシンプルで、ブラッシング、シャンプー、トリートメント、タオルドライ、ドライヤーという5つのステップ。それぞれのケアには、順序も含めて目的や理由があります。目的を意識しながら一つ一つの工程を丁寧に行うことは、美しく整えられた髪に近づく秘訣。各ステップでの細かいポイントやコツも併せて、ぜひチェックしてみてください。やり方を間違えてしまうと、せっかくのケアがダメージの原因になってしまうこともあるので、要注意です。

 

ブラッシングのやり方

ヘアケアの最初の手順は、ブラッシングです。ブラッシングの目的は、日常生活で自然と溜まる汚れやほこりを取り除き、シャンプー前の髪の状態を整えることです。もつれた毛先がほどけることで、シャンプー時の摩擦が低減され、切れ毛予防にもつながります。特に、弾力のあるクッションブラシが頭皮を傷めないのでおすすめです。

 

①毛先をとかしもつれをほどく

まずは、もつれをほどくために毛先を中心にブラッシングを始めます。毛先は枝毛や切れ毛が生まれやすく、引っ掛かりが多くなりがちな場所。無理な力が入らないように注意しながら、丁寧にブラッシングしましょう。

 

②上から下へとかす

次に、髪や頭皮に付着している汚れやほこりを取り除くようにブラシを動かします。頭の形に沿うように、上から下の方向を意識してとかしましょう。

 

 

シャンプーのやり方

ブラッシングで髪の準備が整ったら、シャンプーで洗います。シャンプーの目的は、髪の毛に付着している汚れを洗い流し、余分な脂も取り除きながら頭皮の状態を清潔に保つことです。髪が生まれてくる場所である頭皮の環境を整えることは、未来の美髪を育てるためにも大切です。シャンプーは髪の洗浄であると同時に頭皮の洗浄でもあるので、頭皮をマッサージするように洗うことを意識すると効果的です。

 

①予洗いをする

シャンプーを手に取る前に、まずは予洗いをします。38℃前後のぬるま湯でシャワーヘッドを頭皮に当て、もう片方の手の指でマッサージをするように洗いましょう。

 

②適量を手に出ししっかり泡立てる

ここでようやくシャンプーの出番です。シャンプーは髪や頭皮に直接乗せず、適量を手に出して十分に泡立てましょう。注意したいポイントはシャンプーの量。少量では泡立ちが弱く、多すぎると頭皮に残ってしまいます。効率的に汚れを取り除き、摩擦などの刺激も抑えるために、シャンプーは必ず事前に泡立てましょう。

 

③指の腹で頭皮を洗う

実際に洗う際は、指の腹で頭皮をマッサージするように行います。頭皮を傷つけてしまうため、爪は立てないように注意。左右の耳の後ろ・襟足から始め、左右の耳の上・こめかみ、つむじ、生え際の順に洗います。

 

④ヌメリがなくなるまですすぐ

洗い終わったら、頭皮に残らないようにしっかりと流しましょう。炎症などの頭皮トラブルで最も多い原因は、シャンプーのすすぎ残しだとも言われています。十分な洗い流しの目安は、ヌルヌル感がなくなったと感じられるまでです。

 

 

トリートメントのやり方

汚れや脂を洗い落とした後には、トリートメントを行います。トリートメントの目的は、髪の毛の内部に成分を浸透させ、髪を補修し保護することです。髪一本一本に成分を届けられるように意識して、丁寧に塗布していきましょう。

 

①髪を軽くしぼり水気を切る

シャンプー後の髪は水を多く含んでいる状態。水分が多いままではトリートメントの成分が薄まってしまうため、十分に効果を発揮できません。反対に、水分が少なすぎるとトリートメントがなじみにくくなります。水が滴らない程度に絞ることがポイント。

 

②適量のトリートメントを中間~毛先につける

髪の中間から毛先を中心に、適量のトリートメントをつけます。毛髪用のトリートメントは頭皮につくと毛穴詰まりの原因にもつながるため、必ず髪そのものに塗布していきましょう。ふさわしい使用量は髪の長さや毛量にもよるため、少しずつ量を足していく方法がおすすめです。

 

③目の粗いブラシや手ぐしでとかす

トリートメントをつけた状態で髪をとかすことで、成分を全体に行き渡らせることができます。手ぐしでも十分ですが、おすすめは目の粗いブラシを使ってとかすことです。

 

④ヌメリがなくなるまですすぐ

洗い流すトリートメントは、髪に残ることを想定されていません。シャンプーと同様、トリートメントもヌルヌル感がなくなるまで十分にすすいで流しましょう。

 

タオルドライのやり方

濡れた髪は、最初にタオルで水分を吸い取りましょう。熱ダメージを与えるドライヤーの時間を短縮するだけでなく、頭皮の嫌な臭いなどのヘアトラブルを予防するために大切な工程です。また、濡れた髪はキューティクルが開いている状態。乾かし方によって髪の仕上がりは左右されると言っても過言ではありません。デリケートな状態の髪を適切に扱うことは、美髪にとって必須条件です。

 

①頭皮と髪の根元の水分を吸収する

まずは頭皮や髪の根元から。毛先に向かって滴っていく水分を吸収しましょう。頭全体をタオルで包み込み、横方向に動かすのではなく上から押さえるように吸い取ります。ゴシゴシと力を入れないことが大切です。

 

②中間から毛先までの水分を吸収する

頭皮の水分が拭き取れたら、次は髪の毛の中間から毛先へ。タオルで髪の毛を挟み、頭皮と同様に優しくトントンと水分を吸収しましょう。

 

 

ドライヤーのやり方

タオルドライで水分を吸収しても、髪はまだ十分に乾いていません。濡れたまま放置した髪は摩擦などの刺激を受けやすく、弱い状態にあります。ドライヤーの目的は、ヘアダメージを低減し、嫌な臭いを防止すること。ドライヤーの熱ダメージから守りながらツヤのある美しい髪に導く乾かし方を、紹介します。

①アウトバストリートメントをつける

ドライヤーの熱から髪を守るために、アウトバストリートメントで髪を保護します。髪の毛をコーティングするように塗布しましょう。

②根元を乾かす

後頭部や襟足、耳の上などの乾きにくい場所から乾かしましょう。キューティクルは根元から毛先に向かってウロコ状に重なり合っているので、風の方向は上からが最適です。髪から10~15cm離しながら、小刻みに振って一か所に当て続けないようにしましょう。

③中間から毛先を乾かす

髪の根元部分が乾いてきたら、中間から毛先に移りましょう。毛束をゆるくひっぱりつつドライヤーを振り、乾かしていきます。

④冷風で仕上げる

8割ほど乾いたら、最後に冷風に切り替えます。冷たい風を上から当てることで、熱によって開いてしまったキューティクルを引き締めましょう。

 

ヘアケアのコツ

ヘアダメージを防ぐためには、日々の生活習慣も意識しましょう。ちょっとした場面にも、髪のダメージとなる原因が潜んでいるので、原因ごとに注意すべきポイントを解説します。

 

熱ダメージ

髪表面のキューティクルは、熱に弱い部分です。毎日のドライヤーやアイロンで過剰に熱をかけすぎると、キューティクルが傷んでツヤのないパサパサの髪になってしまいます。熱ダメージを防ぐためには、髪の負担になりにくいドライヤーやアイロンを選ぶのがポイントです。

ドライヤーなら髪の温度が上がりにくい温冷切り替えができるもの、アイロンなら熱の負担を和らげる素材でできたものなどを選びましょう。

 

紫外線ダメージ

実は髪の毛も、肌と同じように紫外線によって日焼けしてしまうのです。髪表面には紫外線を吸収する色素(メラニン)がないため、強い日差しを浴び続けると、キューティクルが剥がれてパサパサの状態になってしまいます。長時間屋外にいるときは帽子や日傘で紫外線を防ぐ、髪用の日焼け止めを使う、などのケアを心がけましょう。

 

湿気ダメージ

雨の日や梅雨のシーズンなど、湿気が多いときは髪が扱いにくくなりがち。くせ毛さんや剛毛さんは髪が広がりゴワゴワしやすく、直毛さんや猫っ毛さんはぺったりとしてボリュームがなくなってしまいます。湿気によって扱いにくくなった髪を、無理にとかしたり過剰にブローしたりすると、ヘアダメージに繋がります。湿気が気になる時期は、シャンプーやトリートメントを丁寧に行い、髪質に合ったスタイリング剤を使うことがポイントです。

 

薬剤ダメージ

カラーやパーマなどに使う薬剤も、髪のダメージ原因のひとつ。特に明るいカラーに欠かせないブリーチは、髪が傷みやすいイメージがあります。美髪をキープしながら、おしゃれなカラーやパーマを楽しみたい人は、髪にやさしい薬剤をチョイスしましょう。美容室で相談しながら、髪の状態に合わせた傷みにくいメニューを提案してもらうのがおすすめです。

 

 

まとめ

今回はヘアケアの方法とポイントについて紹介しました。髪質は人によってさまざまで、どのようなヘアケア商品を選んだら良いのか迷う方も多いのではないでしょうか?美容室でプロに相談しながら、毎日のケアにも注意することで美髪を手に入れましょう!